もう、王として生きる理由はない――
わずか300人の兵士で10万の敵を打ち破ったスパル王・レオニダス。だが、愛する妻を亡くした英雄は、誰にも知られず姿を消した。
やがて「レオン」と名を変え、闘技場の管理人ヘレナに拾われた彼は、名もなき見習い剣闘士として暮らし始める。かつての栄光も、王だった過去も、誰も知らない。ただ剣を振るうだけの日々。それでよかったはずだった。
しかし、ヘレナの叔父が闘技場を奪うため、王の護衛を名乗る凄腕の剣闘士を連れて現れ、命懸けの決闘を仕掛ける。
誰もが勝ち目はないと思ったその時、レオンが立ち上がった。その剣さばきは、まさに伝説そのもの。見下されていた見習い剣闘士の正体は、行方不明になったスパル王だった!
王の名を捨てた男が、守るべきもののために再び剣を握る。